しっぷうどとうのにゅうすかいせつ? ・・・テレビ、新聞、雑誌等をネタに、独自の視点(?)で、考察します。
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コガネモチ
自己紹介
昭和30年代生まれ。都内在住のフリーライター/エディター。
NINJA ANALYZE
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 日経ビジネスの記事によると・・・・以下要約。
 日本のSNSを牽引してきたミクシィが身売りを検討。近く行われる入札にはグリーやDeNAといった競合他社などが参加する見通し。
 ある金融筋は「今春、ミクシィから競合他社に株式売却の話が持ち込まれた」と証言。「第一段階では笠原社長の保有株式の一部を譲渡して資本提携し、その後、将来的に全株式を放出する案が示された」と続ける。
 ミクシィの身売り検討は、過去にヤフーとの間で資本提携が実現まであと一歩のところまで進んだものの、発表直前で条件が折り合わず頓挫したという経緯がある。
 ミクシィがSNSを開始したのは2004年2月。日本のSNS業界を牽引してきた。しかしその後、携帯電話に主軸を置き、ソーシャルゲームを事業の中心に据えたグリーとDeNAが急成長。一方、リーマンショックの影響やスマートフォンの台頭で、収益の大半をパソコンや携帯電話の広告に依存してきたミクシィの業績は低迷を続けた。
 2011年11月には方針転換を決意し、従来から提供していたSNS上のアプリのうち、ゲームのみを集約した「ミクシィゲーム」を新設。出遅れていたソーシャルゲーム分野のテコ入れによって、広告モデルから課金収入モデルへのシフトを加速させている。だが、グリーやDeNAに比べると業績の差は歴然としている。
 ピーク時の2007年秋に約3000億円に達したミクシィの時価総額は約250億円にまで減少。DeNAやグリーとは10倍以上の開きがある。
 ミクシィが窮地に立たされた一番の理由は、世界最大手のSNSである米フェイスブックの国内市場での台頭だ。現在全世界で9億人を超すユーザーを持つ米フェイスブックだが、本格的な日本市場開拓は2010年から。完全実名によるSNS利用を推進するフェイスブックの存在は、ソーシャルゲームと一線を画してきたミクシィの独自性を奪い去った。

 そして、この件を笠原社長に直撃したインタビューが11日の日経新聞に載りました。
 「否定コメントを出した。ブランドイメージにとって、マイナスな記事だということです」
 身売りはないとしても、資本提携などの形で一部の株を手放す可能性はないのか、との問には、「そうですね、一般論、原理原則として、それはありますね。どこか相乗効果のきくところと事業提携することは日常的にあるし、その延長線上で資本提携することもあり得る」

 ということで、ミクシィ自身に身売りという認識はないものの資本提携はあり得そうで、同社の動向からは目が離せませんね。会員数は伸びたものの収益モデルが築けなかった、リーマンショック〜震災の影響、フェイスブックの台頭、そうした事情もあるとは思いますが、仕様変更などで利用者の反感を買ってしまった面も、ミクシィ離れを加速してしまったように感じます。
 ただ、会員数が激減してるような状況ではないので、どこかと提携してシナジー効果が発揮できれば、まだまだ復活のチャンスはあるように思います。
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