しっぷうどとうのにゅうすかいせつ? ・・・テレビ、新聞、雑誌等をネタに、独自の視点(?)で、考察します。
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コガネモチ
自己紹介
昭和30年代生まれ。都内在住のフリーライター/エディター。
NINJA ANALYZE
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アメリカで開発が進められていた巨大飛行船(?)の試作機が2013年1月に公開されました。
ワールドワイドエアロス社(worldwide aeros)が、NASAとアメリカ国防総省の資金を得て開発を進めているもので、垂直離着陸が可能なため滑走路を必要とせず、戦地や被災地に大量の物資や大型貨物を運搬できると期待されています。
浮上にはヘリウムガスが使われるのですが、ヘリウムは希少資源であり昨今のその供給が滞ってるだけに、ちょっと心配ではあります。
構造材には炭素繊維やアルミニウムが使われているそうで、ガスを抜いても従来の飛行船のように萎む構造ではありません。
大災害に於ける活躍は期待できそうですが、軍事目的はどうなんでしょうね。こんなに大きな図体では、恰好の標的になってしまいそうです。

英語を読みこなせないので正確にはわからないのですが、通常の飛行船より高濃度に圧縮したヘリウムガスを使うことで、浮力を高めてるらしいです。
だけど、巨大飛行船で思い出すのはヒンデンブルク号の悲劇。(ヘリウムガスではありませんが)
昨今では、日本に於いて飛行船運行の事業化に失敗したことも記憶に新しく、その実用性に疑問符がつくプロジェクトな気がしてなりません。
でも、NASAや国防省が金を出してるってことは、その実現性および実用性に確信があるってことなんでしょうか。
Wikiによれば2010年にフルスケール旅客モデルの完成を目処…と書かれてますから、開発はかなり遅れてるようです。う〜ん...ますます、疑問符!!

2009年にプロモーションのために作成したと思われるコンピュータ・グラフィクス。
富裕層(中東某国の王族とか?)のプライベート需要も想定してるとのことで、空飛ぶパーティールームといった使途をアピールしています。でも、スケール比がちょっと大袈裟に見えます。


2012年9月に公開された、開発企業ワールドワイドエアロス社が作成した開発風景のイメージ映像。


2012年12月に公開されたイメージ映像。
これを見ると、なんだかんだ言っても結局は兵器であることを痛感します。


2013年1月に公開された試作機の映像。


2013年1月、試作機の公開をフォックスニュースが伝えています。


ワールドワイドエアロス社のサイト
http://www.aeroscraft.com/
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