今や時代の寵児という感じのフォトグラファー、レスリー・キー。
シンガポール出身ですが、東京を拠点に活動しています。松任谷由実、浜崎あゆみ、倖田來未、さらには宝塚、レディ・ガガ、ビヨンセなど押しも押されぬ大スターからご用命が掛かる超売れっ子です。
そんなレスリーが、2013年2月4日、猥褻文書頒布の容疑で逮捕されました(2日後、処分保留で釈放になりました)。六本木のギャラリーで男性モデルの局部などが写った写真集計7冊を客2人に1冊6000円で販売した容疑です。
無修正の局部露出写真なんてネットで見放題の昨今、猥褻文書頒布罪(刑法175条)にどんな意味があるのかってな疑問もありますが、一応、法律は法律なワケでその法としての妥当性・正当性云々以前に、日本で活動する以上は、日本のキマリなんだから守るべきものだとは思うんですよ。
この論議も結局行き着くところは、アートなら例外で許される?じゃあ、アートって何?…な堂々巡りなわけで、そういう観点でレスリー・キーの写真を見た場合、たしかにアートとしての説得力を感じる写真だとは思います。しかしその表現は強烈なエロスを伴うものであり、「人間の自然な姿を捉えたら結果的に局部も映っている」というレベルではありません。アートなら許されるというのであれば、◯本もアートとしての完成度が高ければ許されるという論理が成立するのでは?と、個人的には思ったりもします。
つまるところ、六本木のギャラリーに展示されてればアートで、歌舞伎町の路地裏で売られてたら猥褻文書って理解でよろしいんでしょうか。
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