深刻な財政危機にあるギリシャのパプリアス大統領が、28日からブリュッセルで開かれるEU首脳会議にギリシャの民間航空会社のエコノミークラスを利用して出席することがロイター通信の報道により分かりました。
アテネ-ブリュッセル間は3時間半のフライトとはいえ、83歳のご老体にエコノミーは堪えるんじゃないでしょうか。ちょっと同情しますが、EUなどからの金融支援と引き換えに増税などの財政緊縮策を実施している同国では、政治家の特権に対する国民の目が厳しく、「大統領は模範を示すためにエコノミーを利用する」と、大統領府関係者の弁。
本来なら、先日首相に就任したサマラス氏が行くべき重要会議。しかし、目の手術をしたばかりで行けず、財務相も体調不良で交代したばかりという事情から急遽、大統領の出席となったらしいです。ギリシャの場合、大統領は国家元首という位置づけながら、ドイツ同様象徴的な意味合いの強いポストのようで、どの程度実務的な話し合いができるのか、少々疑問ではあります。
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