しっぷうどとうのにゅうすかいせつ? ・・・テレビ、新聞、雑誌等をネタに、独自の視点(?)で、考察します。
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コガネモチ
自己紹介
昭和30年代生まれ。都内在住のフリーライター/エディター。
NINJA ANALYZE
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ノザワ・ミキさん


日本人の料理人、ノザワ・ミキさん(57歳)が、ドイツ北部のリゾート地として知られるズィルト島で、殴られ死亡しました。
ノザワさんは、今年の3月にズィルト島に自分の店“NOZAWA”をオープンしたばかりでした。容疑者は50歳と36歳の男性(地元の瓦または煉瓦職人?)で、ノザワさんの店で食事したものの「味が気に入らない」と金を払わず店を出て、その後近くのバーで出くわし喧嘩になったもよう。但し、15日の時点では証拠不十分として釈放されています。
なお、容疑者がオーダーしたのは、野菜・牛肉の揚げ麺(€8.50)との報道もあります。

NOZAWAとは、どんな店だったのでしょうか。
◆「NOZAWA」の主なメニューと価格
味噌豆腐とワカメのスープまたは野菜(€4.50)
酸味の効いたスパイシースープ(€4.50)
餃子(€5.50)
海藻サラダ(€6.50)
野菜や鶏肉とグラスヌードルのサラダ(€6.50)
野菜・牛肉の揚げ麺(€8.50)
野菜と魚の天ぷら&太巻き寿司(€8.50)
ご飯&フライドチキン(€9.50)
鶏カツ丼(€9.50)
野菜とエビの赤タイカレー(€11,50)
牛丼(ローストビーフとグラスヌードル)(€11,50)
と、かなり無節操。ちゃんとした日本料理という感じではなさそうですね。
それもそのはず、店名のAsia Imbiss Nozawa SyltにあるImbissとは「軽食」という意味のようです。

ノザワ・ミキさんは、ベルリンでは和食+イタリアンのフュージョン料理のスターシェフのひとりとして知られ、顧客には、元ソ連書記長ゴルバチョフ、フィル・コリンズ、ナオミ・キャンベルなど、錚々たる顔ぶれが並んでいます。そんなミキさんがズィルト島に店をだしたのは、フランチャイズ・チェーンとして事業展開したいという野望があったからだそうです。
志半ばでこんなことになってしまい、ざぞ無念だったでしょう。謹んでご冥福をお祈り致します。

Asia Imbiss Nozawa Sylt
Kjeirstraße 1 (direkt neben der Stäv)
25980 Westerland
営業時間は12時〜22時

「NOZAWA」の外観、および店名ロゴ


「NOZAWA」の周辺の風景


不幸にもノザワさんと容疑者が遭遇したバーとは、ここです。

http://www.z1-nightclub-sylt.de/

遭遇した店の場所

大きな地図で見る

〈続報〉
ようやく犯人が起訴されたのこと。
2014年1月12日の読売新聞の記事
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